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子どものこんなとき、どうしたらいいの?

「最近こんな症状が気になる」などの素朴な疑問をはじめ、子どもに関するよくあるご質問にお答えします。


監修:五十嵐 宗雄医師
プロフィール
親、兄弟がアレルギーなのですが、この子はだいじょうぶでしょうか?
アレルギー体質は親から子へ遺伝することがありますが、アレルギーの病気が必ず遺伝するわけではありません。兄弟のアレルギーはうつるわけではありませんが、環境が原因でアレルギーを引き起こしている場合、同じ環境で生活する弟や妹にもアレルギー症状があることがあります。気になる症状があったら、早めに受診するよう心がけましょう。
喘息は治るのでしょうか?
喘息は、6歳ぐらいまでの子どものときに発症した場合、70%前後は思春期までによくなります。しかし、成長してからも発作が起こるケースや、大人になってから発症するケースもあり、経過はみな、違います。いずれにしても、喘息はすぐ治る病気ではないので、気長につきあっていくつもりで、対処のしかたを身につけることが大切です。
アトピーなので、夜中に何度もかゆくて起きてしまいます。
アトピー性皮膚炎では、体温が上がると、がまんできないほどのかゆみが出ますが、かきむしると、皮膚からばい菌が入って、症状が悪化します。かゆみを抑えるには冷やすこと。うちわで扇いだり、冷たく絞ったタオルをあてて冷やしてみてください。また、夜ぐっすり眠れるよう、昼間にたくさん運動させ、お風呂は38度ぐらいのぬるめにして、風呂上りに乾燥防止のローションを塗りましょう。ひどければ、小児科か皮膚科でかゆみ止めをもらいます。
湿疹とアトピー性皮膚炎の違いは何ですか?
湿疹とは、皮膚にあらわれる水ぶくれやボツボツなど、いろいろな発疹をさします。「オムツかぶれ」や「あせも」も湿疹の一種です。アトピー性皮膚炎も湿疹の一種ですが、アトピー性皮膚炎の人は、生まれつき皮膚を守るバリア機能が低下しており、ここにダニ、ハウスダストなどのアレルゲンやストレスなどが加わって、症状が悪化すると言われています。
抗アレルギー薬はいつからのみ始めればよいのでしょうか?
抗アレルギー薬はアレルギー症状を治すものではなく、一時的に症状を抑える薬です。基本的には乳児から処方されますが、中には乳児には向かないものもあります。症状によって、小児科、皮膚科、耳鼻科、内科など、お医者さんの説明を十分聞いてから使用してください。
花粉対策はどんなことが必要ですか?
花粉に触れないのが一番の対策です。花粉の量は一日のうちでは午前より午後が多く、天気は、晴れて暖かい日、風のある日、雨が降った次の日に増えます。したがって、掃除は午前中に終える、花粉の多い日・時間は外出を控える、マスクをするなどの対策をしましょう。外から帰ったら、服についた花粉を落とす、顔を洗う、洗濯物やふとんを干したときは、花粉を落としてから取り入れることも大事です。
朝晩の温度差がある場合、外出の際にはどのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
子どもは体温が高いので、ふだんから大人より一枚薄着でかまいません。外出するときは、汗を吸いやすい下着と動きやすい服装にしたうえで、羽織るもの一枚を持って出かけます。乗り物の中や屋内にいるとき、からだを使って遊ぶときは、上着を脱がせ、寒いところにでるときは、汗をよく拭いてから、上着を着て出るようにして、調節します。
インフルエンザの予防はどうすればよいのでしょう。
インフルエンザワクチンを接種する方法が一般的です。秋口に、2回に分けて、ワクチンを接種します。ただし、毎年少しずつ違う型のインフルエンザが流行するため、必ず予防できるわけではありません。かかったときの症状を軽くする目的と考えたほうがよいでしょう。その他の予防法は、基本的にはかぜの予防と同じです。外から帰ったら必ずうがいと手洗いをする、人ごみに出かけるときは厚手のマスクで感染を予防しましょう。
毎日、夜になると発熱するのですが、朝には下がっています。
子どもは夜と朝では体温に1度ぐらい開きがあり、夜は高く、朝は低いものです。平熱の前後1度ぐらいの差なら、心配ありません。元気にしているか、つらそうにしているかどうか、様子を見て、つらそうなら一度お医者さんに相談するとよいでしょう。
保育園に通い始めてから、熱や頭痛を訴えるようになりました。
子どもも新しい環境になじむまでは、緊張しているのでしょう。環境に慣れ、お友達ができて、緊張せずに遊べるようになれば、じきに熱や頭痛もなくなると思います。もう少し、見守ってあげましょう。
うちの子はおたふくかぜになかなかなりませんが、このままでも問題ないですか?
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、たいていは5歳から10歳の間に感染しますが、感染に気づかないほど、軽くすんでいることも考えられます。感染力は弱く、思春期や大人になってからかかる人もいます。男の子は10歳すぎて感染すると20〜30%が睾丸炎を起こすので、10歳までにかかっていないと思われるときは、ワクチンを接種したほうがよいでしょう。
慢性的に鼻づまりなのですが、問題ないでしょうか。
原因は大きく三つ考えられます。慢性の鼻炎、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)です。どれも頭痛の原因になりますから、耳鼻科か小児科を受診して、原因を確かめ、治療しましょう。

監修.:五十嵐 宗雄(いがらし むねお)医師プロフィール

いがらし小児科(東京都練馬区上石神井)院長。弘前大学医学部卒。一般小児疾患を対象に、専門は腎泌尿器疾患、気管支喘息、アトピー性皮膚炎等。気軽に相談できるホームドクターを心がけています。ホームページ

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